(訪問)機能訓練マッサージ事業所

1 介護保険が限度額一杯でもケアプランに取り入れることができます。

(健康保険による取り扱いのため)

2 ケアマネが行う手続きは、申し込みと、ケアプランに入れるだけです。

3 一般的な訪問リハビリテーションとの違い?一般的な訪問マッサージとの違い?

(1)利用者の気持ちと皆がハッピーになる方法

気持ちよく良くなりたい・機能訓練マッサージ・運動と休養・緊張とリラックス・無理なく続く 介護保険が施行され、要介護認定が行われるようになりました。この中で大きな問題になっている事は、約50%の利用者の介護度に悪化があった事です。これは他者に依存して動かなくなった事が原因と考えられています。
 そのため、病院のみならず市町村の介護予防事業やデイサービス等でもリハビリテーションや運動が薦められています。
 しかし単純にリハビリテーションや運動を行えば、すべて解決するとは思えません。それは図にもあるように、いくら良くなる事と解っていても、辛い事はなかなか行えません。特に痛みや違和感のある人は、運動により痛みや違和感が増悪します。これを繰り返していては、とても続けて行く事はできません。    
 運動指導で、運動の仕方を教えられたとしても一人で行うことは大変な克己心が必要です。もしこれができるのであれば、本やテレビを見て、早い段階から自分で行っているはずです。
 実際例をあげると、往診している患者様に対して、運動プログラムの指導をし、自分で運動するように申し上げた事があります。最初は重要性を解っているためか、自分でも何回か行います。しかしそれは数日間で、その後は続かないのが現状です。
 これらの事から、運動しながら休養する、緊張しながらリラックスする、人にやってもらいながらも自分で行う、そして最終的には一人でも継続していけるようになる事が、もっとも望まれる事であります。なぜなら筋力、ADL(活動性)の向上のためには継続して行う必要があります。そのため患者様が長続きするような意識改革、環境設定が重要です。
 つまり利用者の体調や気分に合わせて、オーダーメイドの運動、機能訓練、マッサージを行う事が、筋力、ADL(活動性)の向上になると考えられます。

(2)専門職として何ができるか

  1. 理学評価による
    目標設定
    1. リスク管理
    2. 痛みの管理
    3. 関節の動きの改善
    4. 筋力の向上
    5. 活動性向上
  2. 目標達成

4 機能訓練マッサージの対象者

  1. 関節の動きが悪い方
  2. 筋力が落ちている方(麻痺等)
  3. 歩行が困難な方
  4. 医療上必要があると認められた方

5 機能訓練マッサージ利用の流れ

  1. 申し込みは、電話又は所定の申込用紙・表1、2、3をFAX。
  2. 訪問による機能訓練マッサージの説明。利用決定後、理学評価。
  3. 理学評価により医療上必要性があれば同意書を医師より頂戴します。
  4. 開始

6 寝たきりゼロを目指す依頼タイミング

  1. 退院後。
  2. 身体に変化のあった時。
  3. 独居、高齢世帯等、ADL維持の必要な方は随時。

7 機能訓練マッサージ適応外、及び中止基準

  1. 発熱、脱水、意識障害等全身の状態が低下している時。
  2. 感染症等の急性炎症期
  3. 全身疲労、衰弱が激しい場合
  4. 疥癬等の感染性皮膚疾患の場合
  5. 医師が適応外とした時。
  6. 利用者の体調急変
  7. 契約上の違反行為の発生

8 訪問範囲

三鷹、武蔵野全域とその周辺

9 国の方針と今後のケアプラン

 これまで、要介護者の約40?50%に介護度の悪化がありました。このため介護予防のためのケアプラン作成が重要視されます。そして、このプランを効果的に進めていくためには、目的達成のために各職種との共通理解が重要です。そのため現在は共通言語としてICFの考え方が主流となっています。
 これらの事から、東京ヘルスケア機能訓練センターではICFの考え方を中心に鍼灸マッサージ師という専門性を生かした機能訓練マッサージ・鍼灸の理学評価と実施計画書の作成をしています。
 これはケアマネージャーと長期・短期目標の設定を同じくし、他の専門職種とチームを組んで活動する事を目的としています。
 

10 【機能訓練マッサージ実施計画書】作成によるケアマネとの連携例

  1. 初回の訪問により
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    1. 説明
    2. 問診
    3. 理学評価
    4. 身体機能評価
    5. 活動性評価
  2. 実施計画書の作成
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    1. ケアマネとの
      目標統一
    2. 医師との調整
  3. プログラム作成
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    1. 実施
    2. プログラムの
      微調整

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